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A02班 宮島 大吾

 宮島 大吾

公募 A02

所 属

理化学研究所 創発物性科学研究センター

役 職

上級研究員

連絡先

daigo.miyajima@riken.jp

研究室HP

http://www.cems.riken.jp/jp/laboratory/esmfrg

研究課題

強誘電性材料の開発

研究内容

本新学術領域研究では、非対称な錯体の自己組織化を制御することで新しい強誘電性材料の開発を目指す。結晶と液体の中間的性質を有する液晶材料はその秩序構造によって分類することができる。分子がカラム構造を形成するように配列したものはカラムナー液晶と呼ばれ、その中でもカラム構造に沿って自発分極を持ち、外部電場によってその分極方向が反転できるものが強誘電性カラムナー液晶である。一般に分子の運動性が大きい液晶相では自発分極の実現は難しい。外部電場印加時に誘起された分極は、電場印加終了とともに分子の再配向が起こり緩和されてしまう。そのため、これまで報告された強誘電性カラムナー液晶は極めて限られている。本研究では錯体の特性を組み合わせることで、新たな強誘電性カラムナー液晶の開発を目標とする。

専門分野 材料科学、超分子化学、高分子化学
研究キーワード 強誘電性、水素結合、カラムナー液晶

研究業績

2017

[2] Thermally Bisignate Supramolecular Polymerization,
K. Venkata Rao; Daigo Miyajima; Atsuko Nihonyanagi; Takuzo Aida, Nat. Chem., , 2017
DOI: 10.1038/nchem.2812.
[1] Unexpected Effect of Cyano Groups on the Supramolecular Polymerization of Amide-Appended Fan-Shaped Monomers,
Ayumi Imayoshi; K. Venkata Rao; Atsuko Nihonyanagi; Daigo Miyajima, Chem. Lett., , 2017
DOI: 10.1246/cl.170381.