menu

A04 須田 理行

須田 理行 公募 A04
所 属 京都大学 大学院工学研究科分子工学専攻
役 職 准教授
連絡先 suda.masayuki.2c@kyoto-u.ac.jp
研究室HP http://www.moleng.kyoto-u.ac.jp/%7Emoleng_06/index-j.htm
研究課題 キラル配位子修飾金属ナノ粒子ネットワークに基づく新奇スピントロニクス素子の創出
研究組織 研究協力者:廣部 大地(分子科学研究所 協奏分子システム研究センター)
研究協力者:Ou Chen(Department of Chemistry, Brown University)
研究協力者:永岡 靖貴(Department of Chemistry, Brown University)
研究内容 分子キラリティと物理現象のキラリティを統合する真のキラリティは「空間反転対称性P は破るが、純粋回転R と時間反転対称性T との組み合わせRT は破らない」と定義される。すなわち、(非スピン偏極)電流はアキラルな現象と定義されるのに対し、スピン偏極電流はキラルな現象と定義される。この事実は、アキラルな電流からキラルなスピン偏極電流へのキラル分子による物性変換の可能性を示唆する。本研究では、キラル分子を通過する電流におけるスピン偏極現象:Chiral-induced spin-selectivity (CISS)効果を利用し、キラル分子を用いた新規スピントロニクス素子を創出することを目的とする。キラル配位子を修飾した金属ナノ粒子を電極間に超格子化することで、流れる電流に対し多重CISS 効果を与え、100 %に限りなく近い高スピン偏極率を実現する。また、領域内研究者によって開発された新奇キラル分子を利用することで、機能性スピン偏極素子の開発にも取り組む。

専門分野 有機物性化学、分子デバイス科学、表面界面物性
研究キーワード スピントロニクス、キラリティ、ナノ粒子、スピン偏極電流、自己組織化

研究業績